パーマリンクの決め方|SEOに強い命名ルールと日本語URLの判断基準

パソコンでURLを確認している様子

ブログ記事や固定ページを公開するとき、意外と悩みやすいのが「パーマリンク(URL)をどう決めるか」です。初期設定のまま数字が並んだURLにしてしまったり、記事タイトルをそのまま日本語で使ってしまったりして、後から直したくなるケースは少なくありません。パーマリンクは公開後に変更すると評価がリセットされるリスクがあるため、最初の決め方が重要です。本記事では、SEOの観点から見たパーマリンクの基本ルールと、特に判断に迷いやすい「日本語URLを使ってよいか」について、Googleの公式な考え方をもとに整理します。

この記事のポイント
  • パーマリンクは英数字・ハイフン区切りで、内容が分かる短い単語にするのが基本
  • 日本語URLはGoogleが禁止しているわけではないが、実務上は扱いにくい場面が多い
  • 公開後の変更は被リンクやSEO評価に影響するため、301リダイレクトを前提に計画する
目次

パーマリンクとは?URLのどの部分を指す言葉か

パーマリンクとは、個別の記事やページに割り当てられる固定のURLのことです。WordPressでは「https://example.com/」のようなドメインに続く「/about-us/」や「/blog/seo-basics/」の部分がパーマリンクにあたり、記事ごとに自由に設定・編集できます。似た言葉に「スラッグ」がありますが、スラッグはパーマリンクを構成する個々の文字列(上の例では「about-us」や「seo-basics」)を指し、パーマリンクはそのスラッグを含めたURL全体を指すという違いがあります。

パーマリンクはユーザーがURLを見て内容を推測する手がかりになるだけでなく、SNSでシェアされたときや検索結果に表示されたときの見え方にも関わります。公開前にルールを決めておくことで、サイト全体のURLに一貫性が生まれ、運用もしやすくなります。

SEOを意識したパーマリンクの基本ルール

キーボードでURLを入力している様子

Googleは「URL構造のベストプラクティス」として、URLはシンプルで内容が推測できる単語で構成することを推奨しています。基本となるルールは次の4つです。

  • 英数字(ローマ字)を使い、意味が分かる単語でページの内容を表す
  • 単語の区切りにはハイフン(-)を使う。アンダースコア(_)は単語の区切りとして認識されにくいため避ける
  • 短く、できるだけ少ない単語でページの内容を伝える
  • カテゴリの階層を深くしすぎない。「/blog/category/sub/post-name/」のように階層を重ねすぎると、URLが長くなり管理もしづらくなる

反対に避けたいのは、「/page/123/」のように数字やIDだけで構成されたURLや、パラメータが多数連なる動的なURLです。Google 検索セントラル「URL構造のベストプラクティス」では、こうした複雑なURLは同一・類似コンテンツを指す無数のURLを不必要に生み出す原因になるとも指摘されています。記事の場合は「投稿名のみ」のシンプルなパーマリンク設定が基本になります。

日本語URLは本当に避けるべきか?Googleの公式な考え方

日本語のウェブページを表示したブラウザ画面

パーマリンクの決め方を調べると、多くの解説記事で「日本語は使わず英単語にする」と書かれています。しかし、Google自身は日本語URLを一律に禁止しているわけではありません。前述の「URL構造のベストプラクティス」では、オーディエンスが検索で使う言語の単語をURLに使うことが案内されており、日本語で検索する読者が多いサイトであれば、日本語のパスを使う選択肢そのものは否定されていません。

ただし、実務上は英数字・ローマ字を基本にしておくほうが無難なケースが多いのも事実です。理由は、日本語などの非ASCII文字を含むURLは、ブラウザ上では日本語のまま表示されても、リンクやチャットでそのURLをコピーすると「%E3%83%91%E3%83%BC…」のようなパーセントエンコードされた文字列に変わり、URLが極端に長く読みにくくなる場合があるためです。SNSでのシェアや取引先へのURL共有が多いサイトでは、この見え方の悪さが実用上のデメリットになります。

  • 社内のブログ運用に慣れていない、URLを意識する機会が少ないサイト:英数字・ローマ字が無難
  • 日本語URLでの運用実績があり、エンコード後の見え方を許容できるサイト:日本語URLも選択肢になる

「日本語URLだから即SEOに不利」という単純な話ではなく、Googleのクロール・評価の観点では大きな問題にならないとされる一方で、共有時の見え方という実用面の弱点がある、という整理をしておくと判断しやすくなります。

サイトの種類で変わるおすすめのパーマリンク構造

パーマリンクの構造にも複数の型があり、サイトの性質によって向き・不向きがあります。

  • 投稿名のみ(例:/seo-basics/):最もシンプルで、どんなサイトにも基本としておすすめできる構造です
  • カテゴリ+投稿名(例:/blog/seo-basics/):カテゴリが明確に分かれており、記事数が多いオウンドメディアに向いています。ただしカテゴリを後から変更するとURLごと変わってしまう点に注意が必要です
  • 日付+投稿名(例:/2026/10/seo-basics/):ニュースサイトや時系列の情報が重要なメディアに向いていますが、ノウハウ系の記事では情報が古く見えてしまうデメリットもあります

中小企業のコーポレートサイトやオウンドメディアであれば、まずは「投稿名のみ」をベースに検討し、カテゴリ構造が固まっている場合に限って「カテゴリ+投稿名」を使う、という進め方が現実的です。

パーマリンクは公開前に決める。変更するリスクと対処法

404エラーが表示された画面

パーマリンクは、記事を公開した後に変更すると以下のようなリスクが生じます。

  • すでに張られている外部からの被リンクが無効になり、リンク先が404エラーになる
  • SNSでのシェア数・いいね数が引き継がれず、リセットされる
  • 検索エンジンがURL変更を再評価するまでの間、一時的に検索順位が下がる可能性がある

そのため、パーマリンクは記事を公開する前、できれば執筆・入力の初期段階で確定させておくことが望ましいとされています。やむを得ず変更が必要な場合は、変更前のURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定することが欠かせません。301リダイレクトを設定すれば、既存の被リンクやSEO評価の大部分を新しいURLに引き継ぐことができます。設定を忘れると、ユーザーも検索エンジンもページにアクセスできなくなってしまうため、変更作業とリダイレクト設定は必ずセットで行うようにしましょう。

まとめ

パーマリンクの決め方は、英数字・ハイフン区切り・短く意味の分かる単語という基本ルールを押さえつつ、日本語URLについては「禁止ではないが、共有時の見え方という実用面で英数字に劣る場面がある」という前提で、自社サイトの運用実態に合わせて判断するのが現実的です。サイトの種類に応じて投稿名のみ・カテゴリ+投稿名などの構造を選び、公開前に方針を固めておくことで、後から変更によるリスクを避けられます。

パーマリンクのルール一つをとっても、サイト全体の設計方針やSEOの土台づくりと関わってきます。オモイカネでは、こうした技術的なSEOの整理から、AI検索時代を見据えたコンテンツ設計まで、中小企業のAI活用支援・マーケティング支援を行っています。自社サイトのURL設計に不安がある方は、お気軽にご相談ください。

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