「SEO対策は業者に頼まないと無理」と思い込んでいないでしょうか。実は、SEOの基本部分は専門業者でなくても実行できます。むしろ、自社で一度手を動かした経験がないまま外注すると、業者の良し悪しも判断できず、失敗しやすくなります。
本記事では、SEO対策を自分で行う場合の手順と、無料でできる範囲、そして外注を検討すべきタイミングを解説します。
- SEOの土台(設定・KW選定・記事作成・計測)は無料ツールだけで内製可能
- 順番は「土台の整備 → キーワード選定 → コンテンツ → 計測と改善」
- 外注の検討は「自社でやってみて、ボトルネックが特定できてから」が失敗しない
ステップ1: 計測と土台の整備(初日にやること)

何よりも先に、現状を測れる状態を作ります。必要なのは2つの無料ツールだけです。
- Google Search Console: どんな検索語で表示・クリックされているかが分かる
- Google Analytics(GA4): サイト内でユーザーが何をしたかが分かる
あわせて、サイトの基本設定を確認します。スマホで問題なく表示されるか、ページの表示が極端に遅くないか、各ページにタイトルと説明文(メタディスクリプション)が設定されているか。WordPressなら、SEO系プラグインの導入とXMLサイトマップの送信までが土台です。
ステップ2: キーワード選定(勝てる土俵を選ぶ)
SEOの成否の大半は、どのキーワードで戦うかで決まります。自分でやる場合の手順は次のとおりです。
- 顧客がよく口にする質問・悩みを20〜30個書き出す
- それぞれを検索し、上位に出るサイトの顔ぶれを見る
- 大手メディアや公的機関ばかりが並ぶキーワードは避け、中小サイトが上位にいるキーワードを狙う
- 「地域名 × サービス」「業界名 × 悩み」のような絞り込んだ複合キーワードを優先する
検索回数の多い一語キーワードは競争が激しく、新規サイトではまず勝てません。検索回数が少なくても、成約に近い具体的なキーワードから積み上げるのが定石です。
ステップ3: コンテンツ作成(最も時間を使う工程)
選んだキーワードごとに、検索した人の疑問へ正面から答えるページを作ります。書く際の要点は次の3つです。
- 検索意図に答える: 実際に検索して上位10記事を読み、共通して扱われている論点は網羅する
- 自社の経験を足す: 現場の事例・数字・失敗談など、自社にしか書けない情報を必ず入れる。これが上位記事との差別化になります
- 構造を明確にする: 結論を先に、見出しは論点ごとに、リストで整理。読者にもAIにも伝わりやすくなります
Googleは有用で信頼性の高いコンテンツの作成という公式ガイドで、評価するコンテンツの考え方を公開しています。テクニックより先に、この原則を押さえておくと迷いません。
ステップ4: 計測と改善(月1回の習慣に)

記事を公開したら、月に1回Search Consoleを開き、次の3点だけ確認します。
- 表示回数が伸びているページはどれか(需要がある証拠)
- 表示は多いのにクリックが少ないページはどれか(タイトル改善の候補)
- 順位が11〜20位のページはどれか(リライトで1ページ目に入る有望株)
SEOは公開してから成果が出るまで数ヶ月単位の時間がかかります。すぐに結果が出なくても、この3点を見て改善を続けることが唯一の近道です。
外注を検討すべきタイミング
自分でやってみると、自社のボトルネックが見えてきます。外注が有効なのは、ボトルネックが特定できた後です。
- 記事を書く時間がどうしても確保できない → 記事制作の外注
- 順位が伸びない原因が分からない → スポットのコンサル・診断
- サイトの技術的な問題が疑われる → テクニカルSEOの専門家
逆に、自社で何もやらないまま「全部お任せ」で契約すると、成果の判断基準がなく、業者の言い値に振り回されがちです。一度自分の手を動かした経験は、外注の目利き力として必ず活きます。
まとめ: まず自分でやるから、外注も成功する
SEO対策の土台は、無料ツールと正しい手順があれば自社で実行できます。計測の整備、勝てるキーワードの選定、経験を活かしたコンテンツ、月1回の振り返り。この流れを回した上で、足りない部分だけを外注するのが、費用を無駄にしない進め方です。
株式会社オモイカネでは、内製化の伴走支援からスポット診断まで、会社の体制に合わせたマーケティング支援を行っています。自社に合った進め方を相談したい方は、お気軽にご相談ください。

