ナレッジパネルの表示方法|Googleに企業情報を掲載する具体的手順

パソコンで検索結果を確認するビジネスパーソン

自社名で検索したとき、画面右側に会社概要や公式サイトへのリンクがまとまった情報ボックスが表示されている企業を見かけたことはないでしょうか。これは「ナレッジパネル」と呼ばれるGoogleの機能で、企業の信頼性を印象づける効果があります。

ただしナレッジパネルは、広告のように申し込めば必ず表示されるものではありません。本記事では、表示の仕組みと、表示される可能性を高めるために企業が実際に行える施策を、確認できる情報に基づいて整理します。

この記事のポイント
  • ナレッジパネルはGoogleが自動生成する情報ボックスで、直接申請して表示させる仕組みではない
  • Googleビジネスプロフィールの登録・Search Consoleでの所有権確認・構造化データの実装が主な施策
  • 表示されない場合は情報不足や表記のばらつきが原因になりやすい
目次

ナレッジパネルとは何か

ナレッジパネルとは、Googleが「ナレッジグラフ」というデータベースをもとに、検索対象に関する情報を自動的にまとめて表示する情報ボックスのことです。企業名や人物名、店舗名などで検索した際に、検索結果の右側(モバイルでは上部)に表示されます。

ここで混同しやすいのが「Googleビジネスプロフィール」との違いです。Googleビジネスプロフィールは店舗・事業者が自ら情報を登録・管理する仕組みであるのに対し、ナレッジパネルはGoogleビジネスプロフィールを含むWeb上の複数の情報源から、Googleが自動的に情報を集めて生成するものです。つまりGoogleビジネスプロフィールは情報源の一つであり、ナレッジパネルそのものではありません。

強調スニペットとの違い

検索結果の上部に表示される「強調スニペット」も混同されがちですが、こちらは特定の質問に対する回答をWebページの一部から抜粋して表示する機能です。ナレッジパネルのように対象を包括的に説明するものではなく、性質が異なります。

オフィスで打ち合わせをするビジネスチーム

ナレッジパネルが表示されるメリット

ナレッジパネルの表示は検索順位に直接影響する要素ではありませんが、企業にとって実務上のメリットがいくつかあります。

  • 社名や公式サイトのURL、SNSアカウントが一目で分かり、なりすましサイトや誤情報との混同を防ぎやすくなる
  • 検索結果の目立つ位置に企業の概要がまとまることで、初めて社名を知ったユーザーに実在性・信頼性を伝えやすくなる
  • 公式サイトやSNS、ニュースなど複数の情報源へのリンクが並ぶため、ユーザーが必要な情報にたどり着きやすくなる

特に採用活動や取引先からの信用照会など、社名で検索されやすい場面が多い企業ほど、この効果を実感しやすい傾向があります。

ナレッジパネルに表示される主な情報

ナレッジパネルに表示される情報は対象によって異なりますが、企業の場合は主に次のような項目が表示されます。

  • 企業名・ロゴ・概要説明
  • 公式サイトへのリンク、SNSアカウント
  • 所在地や営業時間(Googleビジネスプロフィールに登録がある場合)
  • 創業年、代表者名などの企業属性
  • 関連するニュースや口コミ

これらの情報がすべて表示されるとは限らず、Googleが十分な信頼性を確認できた項目のみが反映されます。

ナレッジパネルを表示させるための施策

ナレッジパネルは直接申請して表示させる機能ではありませんが、Googleが企業の情報を正しく認識しやすくなるよう、間接的に働きかけることは可能です。代表的な施策は次の3つです。

1. Googleビジネスプロフィールに登録する

企業の基本情報をGoogleに正確に伝える最も基本的な手段です。事業者名・住所・電話番号・営業時間・公式サイトURLなどを登録し、常に最新の状態に保ちます。

2. Search Consoleで公式サイトの所有権を確認する

Google Search Console ヘルプによると、Search Consoleでの所有権確認は、そのWebサイトを実際に所有・管理していることをGoogleに証明する手続きです。HTMLタグの追加やDNSレコードの設定など複数の確認方法が用意されており、確認済み所有者になることで、サイトに関する情報をGoogleへ正確に伝えやすくなります。

3. 構造化データを実装する

Webサイトに schema.org の構造化データ、特に企業情報を示す Organization マークアップを実装することで、企業名・ロゴ・所在地・SNSアカウントなどをGoogleが機械的に読み取りやすい形式で伝えられます。構造化データはナレッジパネルだけでなく、検索結果全体の情報整備にも役立ちます。

ウェブサイトのコードを入力する人の手元

ナレッジパネルが表示されない主な原因

上記の施策を行っても、必ずしもすぐにナレッジパネルが表示されるわけではありません。表示されない場合、次のような点が影響していると考えられます。

  • 公式サイトやSNS、業界団体のデータベースなど、信頼できる情報源での掲載が少ない
  • 事業者名や所在地の表記が、公式サイトとGoogleビジネスプロフィールなど媒体ごとにばらついている
  • 企業としての情報量や外部からの言及が、Googleが対象を独立した存在として認識するにはまだ不足している

特に表記のばらつきは見落とされがちです。社名の全角・半角、法人格の有無、住所の表記方法などを社内の全チャネルで統一しておくことが、遠回りに見えて有効な対策になります。公式サイト・Googleビジネスプロフィール・名刺・請求書といった顧客が目にするあらゆる媒体で、まず表記を一つに揃えるところから始めるとよいでしょう。

また、複数のSEO専門メディアが指摘しているとおり、ある程度の事業規模や知名度がある対象のほうがナレッジパネルは表示されやすい傾向があります。創業間もない企業やごく小規模な事業者の場合、施策を続けても表示までに時間がかかることは珍しくありません。短期間での表示を保証する性質のものではない、と理解しておくことが大切です。

表示された情報を編集・認証する方法

ナレッジパネルがすでに表示されている場合、内容に誤りがあれば修正を依頼できます。Google ナレッジパネル ヘルプによると、対象となる企業・人物の当事者または公式な代理人であれば、ナレッジパネルを「認証」し、変更を提案できます。認証には、パネルに表示されている公式サイトやSNSアカウントなど、いずれかへのGoogleアカウントでのログインが必要です。

認証が完了すると、社名やロゴ、説明文といった情報について修正を提案できるようになり、Googleによる審査を経て反映されます。認証できるサイトやアカウントが見つからない場合は、本人確認のための追加情報を求められることもあります。

ナレッジパネルは自動生成される性質上、内容が古い情報や誤った情報のまま表示され続けることもあります。認証を済ませておけば、状況が変わった際にすぐ修正を依頼できる体制を整えられます。
スマートフォンとパソコンで本人確認をするビジネスパーソン

まとめ

ナレッジパネルは、Googleビジネスプロフィールの登録、Search Consoleでの所有権確認、構造化データの実装といった地道な情報整備の積み重ねによって、表示される可能性が高まる仕組みです。即効性のある施策ではありませんが、企業としての実在性と信頼性をGoogleに伝える土台づくりとして、取り組む価値は十分にあります。

どこから手をつければよいか分からない、あるいは構造化データの実装まで手が回らないという場合は、オモイカネのAI導入支援・マーケティング支援でお手伝いできます。自社の状況に合わせた優先順位づけから一緒に整理しますので、お気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次